様々なネットワーク①

様々なネットワークについて、5回連載で投稿していきたい。


枚方市地域包括支援センターの主任ケアマネ部会が作業チームとして、13か所の圏域で開催されている多職種連携研究会で挙げられた「地域課題」を整理している。
多職種連携研究会開催の企画運営から、その地域課題のまとめの作業の労力は相当なものだ。

そして、それを基礎資料として長寿社会が市全域で取り組むべき課題を整理している。市がこのように現場レベルからの吸い上げで、「地域課題」をきちんと捉えていることも、なかなか無いことではないだろうか。

その地域課題を、長寿社会部が設置している「地域ケア推進実務者連絡協議会」で紹介される。

平成29年度市全域の地域課題の中に、「退院支援にはある一定のルール作りが必要」といった地域課題が挙げられていた。
当会ではその地域課題を、退院支援ネットワーク会議で数回投げかけさせていただいた(まさにこの会議でこの課題を話すべきと考えて)。
その中で、星ヶ丘医療センターが従前から退院時のシステムについての課題を抽出されていて、退院時のサマリーの見直しを検討されていた。そこにあったのは、病院が時間をかけて書く看護サマリーが居宅ケアマネにとって必要な情報となっているのかどうか。という問題提起だ。

既存のネットワークの中で、うまい具合に市が把握している課題とマッチングができた瞬間だったのだと思う。

続く

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